スタッフのひとり言:快適な着心地、ほど良いこなれ感

スタッフのひとり言:快適な着心地、ほど良いこなれ感

こんにちは。

振り返ると人生の大半は、ファッションの事ばかり考えて生きてきた kuihスタッフ 香取です。

常に進化と変化をするファッションは飽きる暇もなく、ずっと楽しませてもらっています。
デザイン、素材、シルエット色々と見聞きしてきたわたくしではありますが、結局、辿り着いたところは

『ファッションは自分が良いと思える自己満足が一番!』

だからこそ、その物を知り「自分は何が好きなのか」「どこにときめいたのか」一歩踏み込むことで、もっとファッションを楽めるのではないか、という気持ちで、気になった事や新たな発見など、ただただ呟いていきます。

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さて。前置きが長くなりましたが、第1回目はこれからの季節にこの素材は良い!と思った「麻調素材」をご紹介します。

まずその前に。

麻といえばナチュラルな風合いが魅力で、春〜夏へと季節が移り変わる時、手に取りたくなる素材のひとつですよね。
でも、天然素材がゆえ、シワになったり色落ちがあったりで、「どう扱えばいいのか」「自分には向いているかしら」と考えてしまうのも麻の悩ましいところ。

その悩ましいポイントを補いつつ、麻の素材感を楽しめるのが「麻調素材」です。



主に化繊、合繊からできている生地で、麻の持つナチュラルな風合い、シャリ感やカラッとした着心地の良さがありながら、麻と比べて褪色、シワや変形などは軽減されている、という特徴を持っています。化繊、合繊なのでイージーケアで、お洗濯の心配が少ないというのも良いところですね。




麻素材は、たくさん着て、どんどん馴染ませて育てていくのが醍醐味の一つです。その人の癖で、同じものでも全く違う表情に変化する様子は見ていても着ていても楽しい。
でも、気に入ってたくさん着ていくと、なんとなくくったりした印象になっている気がするのも事実。

その点、麻調素材は、回数を重ねて着ていても元々の風合いはなかなかにキープしてくれます。これにはときめきましたし、麻の風合いのバリエーションのアイテムが増える!と嬉しく思いました。


▲麻調シアー2WAYパネルフレアワンピース
(商品ページはこちら

キレイなラインのワンピースを天然の優しい風合いでキッチリさせすぎず、麻のくったり感は見せずに着られる、というのは麻調素材ならでは。

ふんわりとした軽い空気感と麻の風合いをマッチさせられるなんて素敵すぎます!涼し気に着られて、リラックスした雰囲気で気兼ねなく手に取れるなんて‼︎…と一人で頷いています。


▲同素材のパンツはウエストがゴムで、楽な上に気持ちいい空気感と軽さです
(商品ページはこちら

 

▲麻調合繊ワンピース(商品ページはこちら

こちらのシャツワンピースも、ある程度のキッチリ感を残してくれつつ、このツルサラ感が出せるのは麻調素材ならでは。ウエストを紐で絞る、というのも麻調素材だとギャザーのシワが潰れずちゃんと立体的。こちらにも「おぉ~」となりました。


ただ、麻調素材には、本当の麻のような自然素材ならではの良さや、“使い込んで育てる” “着馴染ませたから出てくる独特の風合い”、という楽しみ方は期待できませんので、どちらを選んでも一長一短はあります。

だからこそ、「自分にはどちらが合うのか」「どう着るのが好きなのか」と考えるのもファッションの面白さですので、オシャレをすることが毎日の楽しみになると嬉しいです。